博士論文審査
こんにちは。スウェーデンデンタル仙台 非常勤歯科医師 金曜日担当の宍戸駿一です。
最近はとても紅葉がきれいですね。めっきり寒くなってきましたが皆様体調崩されておりませんか?
さて、我々スウェーデンデンタル仙台の勤務医は、普段皆様には歯科医師としての顔をお見せしておりますが、実はそれぞれもう一つの顔を持っております。
それは、、、
研究者としての顔です!
勤務している歯科医師は皆、東北大学大学院を卒業し、博士号(歯学)を取得しているか、もしくは勤務しながら在学中です。
在学中??まだ歯医者じゃなくて学生なの??と思われる方ももしかしたらいらっしゃるかもしれないので簡単に説明させていただきます。
歯科医師になるためには、歯学部のある大学に6年間在籍し、卒業しなければなりません。卒業後、歯科医師国家試験に合格すると、晴れて歯科医師となり皆様のお役に立つことができるようになります。国家試験合格後には、ほとんどの歯科医師が1~2年間、研修医として研修施設(病院や診療所)に勤務し、その後に一人前の歯科医師として就職したり、開業したり、あるいはもう一つの選択肢として、大学院に進学し、研究を行います。その研究内容は多岐にわたりますが、歯学博士を取得することになるため、歯科医療の進歩に貢献できるような内容の研究がほとんどです。博士号を取得するためには、研修医終了後に大学院に在籍し、日中は病院で患者様の治療を行った後に、夜は研究に勤しみ、4年間でその研究成果をまとめた博士論文を書き上げなければなりません。例えば将来大学教授を目指す人は必ずこの博士号を取得しなければならないのです。
僕は現在大学院4年生であるため、先日、博士論文の審査を受けてきました。4年間研究してきた成果を発表するには発表時間が足りないくらいでしたが、事前準備のおかげもあって、無事終了することができました。(※写真は練習中のものです笑)
審査は卒業前にもう一度あるので、それに向けてまた今後も頑張りたいと思います!
ちなみに、博士論文は日本語で執筆し大学に提出するものですが、英語で学術雑誌に掲載されたものは誰でも自由に見ることができますので、もしご興味があればぜひ読んでみてください(カテキンの殺菌作用に関する研究です)。
URL→http://www.nature.com/articles/s41598-018-31195-x.pdf
また、当院の各勤務医の論文に関しては、1F受付の横のボードに置いてありますので、ぜひ手に取ってご覧になってくださいね。
今回は少々わかりづらい文章だったかもしれませんが、普段皆様と接している自分たちと別の面をお見せすることができたのではないかと思います。このブログの文章とは関係なく、患者様への治療の説明に関しては、わかりやすい言葉でかつ丁寧な説明を心がけておりますので、お気軽に何でもお尋ねください !
最後に、博士論文審査を終えての打ち上げの写真を載せて終わりにしたいと思います!笑
長文読んでいただきありがとうございました!